【会長 末原裕子、発足の御挨拶】

 この度、「一期一会の会」を発足出来ましたことを、心から皆様にお礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
「一期一会の会」は鹿児島の発展・繁栄を目指し、その為にどの様にすべきかを考え、それを実行するために、皆様の知恵や力を結集しようと集まった人達の会であります。

「鹿児島の課題」
 
 今、鹿児島の一番の課題は、若者が県外へ出て行き、鹿児島の人口が減少し続けていると言う事です。
これは、鹿児島の若者が働ける産業が少ないと言う事と、それ相応の魅力が薄らいでしまった事ではないかと思います。
またこれは、私達鹿児島だけの問題ではなく、全国の地方自治体が抱えている問題でもあります。
しかし、だからといってこのままでは、鹿児島の未来は衰退の一歩をたどるばかりです。
その様なことに成らないためにも、何らかの変革をもたらさなければなりません。

「歴史から学ぶ」
 
 昭和から今日までに成された様々な公的事業は、鹿児島に繁栄をもたらしてきました。
しかし、それも時代の流れには逆らえず、今大きなイノベーションを迫られている時代に差し掛かって来ています。この様な時代(とき)は過去にもありました。
それは江戸末期です。
 
 その時に活躍したのが、こん鹿児島です。
まず薩摩藩がとったのは、藩政の改革、様々な学校を造り人材育成に力を入れ、次に砂糖や琉球貿易といった経済活動に力を入れました。更に洋式の軍備や工場の建設推進を行っています。これは、日本の中でもいち早く外国の考え方や技術の導入を行い、全国で最も近代的で進んだ藩と成った事を意味しています。
 
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 その考え方や技術が、江戸時代を終わらせる力となり、また薩摩の近代化を手本として日本全国へ広げて行ったのが、明治時代を造っていく力となったのです。
江戸末期の薩摩を全国に拡大し展開したものが、明治時代であったと言っても過言ではありません。

「薩摩の宝」
 
 この薩摩藩がとった方法はとても理にかなったものであり、現代の私達もこれに学ぶ必要があります。

この幕末から明治・大正と鹿児島より優秀な人材を排出していますが、学問の力と、改革を断行する粘り強い意思力という鹿児島の風土が、優秀な人材を育てあげたのではないかと思います。
この教育と風土こそが、薩摩の宝です。
                          
「未来都市鹿児島へ向けて」                                          
                                                                                                                                                  
 いま日本は、何となく停滞していると思います。出口を求めて彷徨(さまよ)っている様にも見えます。また、近隣アジア諸国からは、軍事力や情報戦で押されています。まるで黒船来航の時の様でもあります。
まさに時代は今、鹿児島の力を必要としているのではないでしょうか。鹿児島が発展繁栄することは、必ず日本全国の発展に繋がり、延(ひ)いては世界各国の模範となる事でしょう。
 それは、神代の時代にも起きたことです。悠久の昔にも、鹿児島や九州の繁栄を、日本全国にひろげ、大和の国を造っています。そう言う使命を、この鹿児島は担っているのです。
 
(皆様の力が必要です。)
多くの知恵と、力と、和の心、様々な良きものを結集し、素晴らしい鹿児島を創っていきましょう。
 
(皆様の力をお貸し下さい。)
 まず薩摩藩は藩政改革を行っています。今の時代で言えば、行政議会の改革でしょう。どの様な考え方を持った人が、議会の構成員を成しているのか、その考え方の改革こそが、行政改革を成すことに繋がるのです。
その議会委員の選択は、この鹿児島に住む私達に委ねられています。 
 右も左も、古くも新しくも、様々な方達の考えや意見を結集し、未来都市鹿児島を目指して、力強く進んでいきたいと願っています。
 
(皆様の参加をお待ち致しております。)
 多くの方々に、この「一期一会の会」に集って頂ければ幸いです。
皆様と共に、勇気と希望を合い言葉に未来都市鹿児島を創っていきましょう。
皆様の参加を楽しみにお待ち致しております。



* 一期一会の会事務局より

「末原裕子会長紹介」
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 西郷隆盛氏の妻「糸子(いと)」さんの血筋を受け、鹿児島市の酒屋に生まれる。

 今まで平凡な主婦であったが、様々な人々の悩みに触れ、意を決して「一期一会の会」を立ち上げる。
 
 財力も政治力も今は無いが、鹿児島をこよなく愛し、公の志が強く、何よりも底抜けに明るい、薩摩おごじょであります。
 
事務局
住所:鹿児島市紫原1-46-9-301
TEL:099-298-1703
FAX:050-1180-7717
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